家づくり、思い込みの落とし穴
家づくりを進める中で間取りや予算、土地選びなど、多くのことを決めていく必要があります。
「いつ建てるのがいいのか?」「どんな家が理想なのか?」「予算はどれぐらい必要か?」「どの場所で建てるのが最適か?」「どの会社に依頼するのが適切か?」といった疑問がとりあえず真っ先にでてくる疑問かと思います。
インターネットや本、友人・知人からのアドバイス、住宅会社の営業担当者からの提案など、多くの情報をもとに判断をされていかれると思いますが、
情報が溢れている現代では何が間違っていて何が正しいのかを判断することが難しく、思い込みで決めてしまうこともしばしばあるかと思います。
ニュースや本などに出ている言葉でアンコンシャス・バイアスというものがあります。
これは無意識の思い込みという意味の言葉で、自分自身の過去の経験や知識、価値観などから、本人では中々気付けない物の見方の偏りを産んでしまいます。
それが原因で、判断を誤って失敗をしてしまうことがあるかもしれません。
例えば、「まずは住む場所を決めるべき」と考え、土地探しから始めるケースがあります。
その後、間取りや仕様を決めていったものの、最終的に住宅ローンが通らなかったり、予算オーバーになったりする場合があります。
このように、土地選びから始めた結果、建物の予算が考慮されず計画が振り出しに戻ることもあります。
(もちろん土地探しから行うのが悪いと言っているのではなく、土地が無いエリア、地価が高いところを検討する場合や住む場所を第一優先に考えた場合は効率的に進められます)
また、思い込みは悪い結果を産むだけのものでもありません。
過去に家を建てた経験が一度あると、その経験をもとに正しい判断ができることもあるでしょう。
大切なのは、自分の中に思い込みがないかを意識し、それを振り返ることです。 そして、自分自身や家族としっかり向き合いながら判断を重ねていくことが重要です。
「家づくりは一生に一度」とよく言われますが、本当にそれが一生ものなのでしょうか?
この言葉の意味をそのままに考えるのではなく、それが現時点での事実や、客観的にみて正しいのか考えてみることで、新たな発見が得られるかもしれません。
固定概念に流されず、柔軟で自由な発想を大切にしながら、楽しみながら家づくりを進めていきましょう!
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木久工務店 久下正義