湿度コントロールで、お家長持ち
過ごしやすい季節になってきましたが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
今日は湿度と換気についてお話しします。
今まで家における湿気に悩まされた経験はございますでしょうか。
湿気が建物へ与える影響はたくさんあります。
例えば、湿気は結露を生みカビの発生と腐朽菌を発生させ、
建物にとっては非常に悪い影響を及ぼします。
そしてその先にはダニの繁殖やシロアリが発生し被害が大きくなってしまいます。
もちろん人体への影響もあり、アレルギー症状や倦怠感が出て日常生活に支障をきたします。
今回は、湿気に備えた家づくり【5つのポイント】についてお伝えします!
①適切な換気システムの導入
②適切な断熱材の選定
③適切な床下の対策
④適切な建材の選定
⑤適切な室内環境の維持
人の暮らしで快適な湿度は、
夏場 55%~65%
冬場 45%~60%
が目安と言われています。
①適切な換気システムの導入
湿気がたまりやすい場所には、換気システムを置いて、
新鮮な空気が循環するようにすると効果的です。
特に、水廻りのキッチン・浴室・トイレなどの湿気がたまりやすい場所は、
換気扇や排気口などを設置して即座に外へ排出することが重要です。
ただし、雨天時は外のほうが湿度が高い場合が多いので、
窓を開けると逆効果になってしまいます。
エアコンの除湿機能や除湿器を起動させて湿度を下げましょう。
②適切な断熱材の選定
湿気が多くたまると壁や床、天井などの内部に結露が発生しカビの原因になります。
そのため、しっかりと吟味し適切な断熱材を取り付けることで断熱効果が高まり、
結露を防ぐことができます。
③適切な床下の対策
床下は湿気が滞留しやすく、家の内部に伝わってしまうことがあります。
そのため、床下にも適切な断熱材を敷くことで、
家の内部に湿気が伝わるのを防ぐことができます。
④適切な建材の選定
建材の種類によっては湿気に弱いものがあります。
建材を選定する際は、湿気に強く通気性が高く、
カビが発生しにくい素材選びが重要です。
⑤適切な室内環境の維持
湿気を防ぐためには、乾いた空気を家の内部にまで届かせるよう、十分な空気の流れを作り、
適切な湿度を保つことが大切です。
湿気が発生する場所をしっかりと管理することも大切です。
例えば、シャワーを浴びた後は換気扇を回すことを忘れず、
水分を取り除き、しっかり乾燥させるようにしましょう。
毎日使用する布団はたまに布団乾燥機で乾燥させたり、
天気のいい日に天日干しをして湿気対策を徹底しましょう。
以上が、湿気をコントロールする家づくりのポイントとなります。
家を建てるうえで、知識の豊富な建築のプロに相談することで、
より適切な湿気対策を施すことができます。
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木久工務店 久下